生活保護問題対策全国会議

        市民の力で貧困を絶つ!

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設立記念 京都集会

2007/06/03 

 



 

500名を超える参加者!!
 2007年6月3日京都アスニーにて「市民の力で貧困を絶つ!」と題して開催された設立記念集会には、弁護士・司法書士・支援者・被害者など、500名を超える方々にご参加いただきました。 事前予約200名に対して倍以上用意してあった資料も足りなくなり、ホールに入りきれずロビーにまで人が溢れてしまう状況は「生活保護問題」の深刻さと関心の高さを物語っていました。

 


 

[オープニング]

 

「今池十二楽坊」によるトーンチャイム演奏

  

生活保護施設利用者と元利用者でアパート生活をしている14名の皆さんです。

お互いを思いやる一人ひとりの思いが音楽に伝わる温かみのあるメロディで「生活保護問題対策全国会議・設立記念京都集会」ははじまりました。

 

 

 


 


 

 

[開会挨拶]

 

 

木村達也クレサラ対協代表幹事より、「生活保護制度は、なぜか暗く利用している人にも感謝されず偏見と差別にさらされている。生活保護制度が明るい制度・感謝される、国民から指示される制度になるよう目指していきたい。」との挨拶がありました。

 

 

 

 

 


 

[当事者の訴え] 

 

Aさん(女性)

こどもが独立してから夫と暮らしてましたが、夫の死後に病気で働けなくなり収入は遺族年金の10万円だけとなってしまいました。福祉事務所に相談しましたが申請すら受け付けてもらえず、借金で暮らすしかなくなってしまいました。公営住宅に入居することができたときには借金の取り立てから逃げるために家にいることができなくなっていました。その後「生活と健康を守る会」と出会い同行申請をしましたが、役所の対応は全く異なるものでした。多くの人の力で私のような体験をする人がなくなるように願っています。

 

Bさん(男性)
個人事業主で生計を立てていましたが、事業の失敗から借金を背負い一番大切な家族も失ってしまいました。借金の返済などの大きなストレスにより精神的な病気になってしまい、不本意ながら自己破産を行い生活保護の利用しながら病気の治療に専念することにしました。
ところが福祉事務所では、窓口で馬鹿にされ、引き延ばしとも思える無理難題を言われ、追い返すような冷たい対応をされました。なんとか生活保護を利用する事ができる様になりましが、 自己再生に必要なパソコンやプリンターなども含めてすべてを失ってしまいました。
これからは「生活」という文字のとおり活き活きと生活したいと考えていますが、生活再生への足がかりすらなくなってしまったのです。日本には数百万人の生活苦の人達がいるそうですが生活難民だけにはなって欲しくありません。
 
 
母子加算削減原告 京都生健会のタツイさん
 
生活保護を利用して生活をしていましたが、こどもが高校生であるため母子加算は廃止されてしまいました。母子加算削減までは、たまにはファストフードや回転寿司にこどもと行く余裕もありましたが、今は修学旅行費もままならくなってしまい、何を削って生活をすればいいのかわからない状況です。
 
 
 
 
 
Dさん(女性)
私は20年前に生活保護を受けることになりました。5人のこどものうち2人が自閉症です。
長男は18歳で就職が決まり独り立ちし、次男は学校の紹介で就職(障害者就職)する事ができました。つぎの子は長男と同居する事になりました。その後生活保護から自立して、母子の生活福祉資金貸付でひとりは大学に進学することができました。
生活保護があったから助かった。自立ができたと思っています。親兄弟を頼らなかったので、人間関係を保つこともできましたし、税金も少しは払うことができるようになりました。
 
 
 
 
 

 

[基調講演]

 

竹下 義樹さん

(弁護士・全国生活保護裁判連絡会事務局長)

  

 

「生活保護法は『生きること』『再出発を支えること』を目指す法律。今日を出発点として、多重債務者という作られた貧困、生活保護制度の本当の役割と言うことをきちんと国政に伝えることができればと思う」と運動の大切さを訴えました。

 

 

 

 


 

[パネルディスカッション]
高金利引き下げ運動の知恵と力を貧困問題につなげよう

 

[コーディネーター]

尾藤 廣喜さん

(弁護士・全国生活保護裁判連絡会代表委員)
湯浅  誠さん

(ホームレス総合相談ネットワーク事務局)

[パネリスト]
木村 達也さん

(弁護士・全国クレジット・サラ金問題対策協議会代表幹事)
宇都宮健児さん 

(弁護士・日本弁護士連合会多重債務対策本部長代行)

新里 宏二さん

(弁護士・同事務局長)
本多 良男さん

(全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会事務局長)

 

 

 

昨年、グレーゾーン廃止を勝ち取った高金利引き下げ運動の経験に学ぶべく議論が繰り広げられました。今後、被害の実態を訴え、質量ともに充実した運動を展開するために、クレサラ問題に取り組む法律家だけでなく、被害者を巻き込んだ広範な活動が必要であることが熱く語られました。

 


 

[各種団体からの報告と訴え]


全国公的扶助研究会                                 (渡辺潤さん)

全国生活と健康を守る会連合会               (大口耕吉朗さん)

DPI日本会議                                              (矢吹文敏さん)

全国生活保護裁判連絡会                         (舟木浩さん)

北九州市生活保護問題全国調査団         (高木健康さん)

日本弁護士連合会                                     (河野聡さん)

全国青年司法書士協議会                         (伊見真希さん)

首都圏生活保護支援法律家ネットワーク (森川清さん)

反貧困ネットワーク準備会                         (猪股正さん)

 

 

 


 

[閉会挨拶]

 

尾藤 廣喜さん

(弁護士・生活保護問題対策全国会議 代表幹事)

 

貧困問題に取り組む課題はクレジット・サラ問題と共通であり、そのノウハウを活かしていきたいと考えています。「市民の力で貧困を絶つ」というスローガンにすべてが集約されています。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 集会終了後、

参加者ら約150名が京都府庁までの約2㎞の道のりを整然とデモ行進し、

 

「窓口で追い返すな!」

「福祉は人を生かせ!」

「貧困のある社会はおかしい!」

「ケースワーカーを増やせ!」

 

などと訴えました。