生活保護問題対策全国会議

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3年連続の餓死事件
市民の命を守る生活保護行政を
 緊急市民集会
 
主催:北九州市社会保障推進協議会
 

2007年8月7日18時より、北九州市役所前勝山公園にて、緊急市民集会を行いました。17:00頃より夕立で「今日は中止でしょ?」との問合せがあったほどでしたが、集会直前数分前に雨はぽつぽつという程度になり、足元の悪いなか約300人の方に集まって頂けました。
 
集会では05年1月八幡東区(要介護者の高齢者に対する申請拒否)、06年5月門司区(失業し障害のある男性にたいする申請拒否)、07年7月・小倉北区(病気・失業中の男性の保護打ち切り)と3年続けて犠牲者を出した北九州市方式の生活保護行政の根本的な見直すことを求めました。
 
集会終了後パレードを行い北九州の市民の方々に広く理解を求めました。

 
 
高木健康・北九州市社会保障推進協議会 会長の挨拶
 
 

小倉北区の男性は日記に「おにぎり腹一杯食べたい」「人間食ってなくてももう10日生きてます 米食いたい オニギリ食いたい」「腹減った オニギリ食いたーい 25日米食ってない」 と書き残している。

 

これは餓死であり、人を餓死させる北九州市の生活保護行政は決して許されるものではない。

 
 「北九州市は遺族に謝罪しろ!」と怒りを炸裂させました。
 
  
 
 
 
 

 

 

大石正信・北九州市議会議員による事件の経過の説明

  

⇒ 事件の経過のページ

 

⇒ 現地調査のページ 

 

 

⇒ 北九州市生活保護行政検証委員会のページ 

 
  

 
難病の会・反貧困ネット準備会
山本さん
 
 
小倉北区で亡くなった方は、肝臓障害、糖尿病、高血圧などの病気で苦しんでいたと言われている。強引な就労指導を押しつけられ辞退を迫られるとはどういうことなのか、これは病気で苦しむ自分たちに対して死ねといっていることと同じことだと訴えました。
  
 
 

  
木谷公士郎・生活保護問題対策全国会議事務局次長(兵庫)
 
これは北九州市だけの問題ではない。
 
生活保護の申請を受け付けない水際作戦、辞退届けによる無理な廃止など違法な運用が全国各地に蔓延している。
 
私たちは法律でたたかっていくことができる、一緒に頑張ろう、という呼びかけました。
 

 
伊見真希・全国青年司法書士協議会会長(千葉) 
 
生活保護制度は自立を助長すると明記されているが無理な打ち切りが繰り返されている。
 
今年も7/28に生活保護110番を実施したが、900件超の相談があった。4年にわたり実施しているが、同じ被害が続き現場の改善が全くなく、全国各地でひどい事態が進行している。

 
 
湯浅誠・NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長よりメッセージ

遠く東京より連帯のアピールをお送りします。
人を死に追いやっておきながら、嘘の上塗りを繰返す北九州市を許せないことは言うまでもありませんが、北九州市で行われている違法な申請権侵害、違法な辞退届強要は、程度の差はあれ、東京をはじめとする全国各地で日常的に繰返されています。
北九州市の生活保護行政は、悪い意味での全国のお手本でした。私たちは、今日お集まりのみなさんが、行動し、監視し、北九州市の生活保護行政を変革させることを通じて、北九州市民の力が、いい意味で全国のお手本となることを強く望んでいます。
私たちは今、あたり前の生活さえ許されない社会に入っていくかどうかの瀬戸際、岐路に立たされています。私たち市民一人一人の力が、問われているのだと思います。
もやいは今日、相談日のため、どうしてもそちらに駆けつけることができません。今日も、生活が成立たなくなるところまで追い込まれた多くの人たちが、相談におとずれることでしょう。あたり前の生活さえ許されない人々が増えている。この貧困の広がりとそれを放置し、推し進める政治と社会に対する怒りを、遠く離れた東京で、みなさんと共有したいと思います。貧困は自己責任じゃない。そして、私たちは一人じゃない。


 
濱田なぎさ司法書士により 「3年連続餓死事件について北九州市への抗議アピール」の採択を行いました。
 
 
 
 「3年連続餓死事件について北九州市への抗議アピール」
 
 
 誤った生活保護行政の犠牲と考えざるを得ない事件がまた北九州市で起こりました。
 
 去る7月10日、小倉北区で一人暮らしの男性が一部ミイラ化した状態で見つかったのです。この男性は糖尿病や肝障害のため昨年12月から生活保護を受けたけれど、本年4月に自ら辞退届けを提出したため保護廃止となったとされています。
 
 しかし男性の日記には「生活困窮者は、はよ死ねってことか」や「オニギリ食いたい」などと書かれていました。
 
北九州市はこれまで生活保護の継続が必要な人に対しても、就労を強制して保護を廃止してきました。働ける状態でもないのに、また働こうと努力しても仕事につけない状況なのに、保護課から「働け」「辞退届けをだせ」と執拗に言われた事例は数多くあります。男性の日記の記載による限り、保護課からの執拗な「自立」攻撃で、この男性はやむなく辞退届けを書いたとしか考えられません。
 
生活保護は生活困窮者の最後のよりどころです。一旦、生活保護を受給できるようになったのに、その後に要保護状態でありながら生活保護から排除されたら、その人はもう生活保護への希望を失ってしまいます。生活保護の開始も大切ですが、廃止はそれ以上に影響が大きいのです。
 
 また本件が発覚した後の北九州市の対応は許すことができないものです。保護課長は本件について「モデルケース」と呼び、現在に到ってもなお「誤りはなかった」と述べています。しかし実際に自立できることを確認もしないで保護を廃止することは、保護行政として完全に誤ったものです。このような違法な取り扱いをしておきながら「モデルケース」と評価する感覚は、全く市民の常識と相容れないものです。
 
北九州市では、一昨年、昨年と保護行政の誤りによる犠牲者がでました。新市長は、北九州市の保護行政を見直すとして検証委員会を作り、門司事件の現場には献花もされました。しかし、今回の事件とそれ対する北九州市の対応は、従前以上に悪いものです。
これでは、違法な保護行政の犠牲者がまた発生することは確実です。
 
私たちは、小倉北区の今回の事件の発生とその後の北九州市の態度に強く抗議します。
その上で、北九州市に対し、今後この様な事件が起こらないようにするために、今回の事件を含む保護行政について自ら誤りを認めたうえで、正しい生活保護行政に転換することを要求します。
 
20047年8月7日
「市民のいのちを守る生活保護行政を求める-緊急市民集会」
参加者一同
  

 
集会終了後、北九州の市民の方々に広く理解を求めようと、勝山公園からJR小倉駅近くまでパレードを行いました。
パレードでは
①北九州市は保護の申請妨害をやめろ!
②餓死者を出さない、保護行政に変えろ!
③生活保護の締め付けを許すな!
④違法行政の犠牲者をだすな!
⑤だれだって生きたいぞ!
⑥不当な打ち切りは許さないぞ!
と訴えました。